2023.07.31

ドイツの森のようちえん視察を行いました

森のようちえんはデンマーク発祥と言われていますが、欧州でもっとも盛んなのはドイツ。
現在2,000以上の森のようちえんがあるとされています。
どうしてドイツでは森のようちえんが多く展開しているのか、そこではどんな活動が行われているのか?
日本における森のようちえんのあり方を考えるとき、それらは重要な視点になるのではないか?
そんなことを常々考えていました。

そこで、保育者さんたちにも声をかけ7月後半に7日間の視察旅行を行いました。
南ドイツの2つの森のようちえん、一般の幼稚園、ややドイツ北東に移動して「kindergarten =幼稚園」というコンセプトを創ったフレーベルの博物館やその近くにあるフレーベルハウス幼稚園(保育園)などを訪問しました。
フレーベルを記念する碑や建設物には「Kommt, lasst uns unsern Kindern leben!(いざ、子どもとともに生きん)」が必ず刻まれています。

前半ではドイツの環境政策や人々の自然環境保護に対する強い思いに触れ、後半はフレーベルの足跡をたどり、「幼稚園とはなにか」をあらためて考える旅になりました。それは、「日本における森のようちえんはどうあるべきか」という最初の問いにつながるように思っています。
噛み砕き、吸収するのに少し時間がかかりそうですが、「ののはな」の日々の保育にも生かしていきたいと考えています。
(まだ候補写真が数葉ありますが、訪問先の許可が得られてから掲載します)