主な活動フィールド

鎌倉の豊かな自然が楽しめる複数のフィールドで、のびのびと活動しています。逗子、葉山、藤沢方面にも出かけます。

由比ヶ浜での穏やかな一日
由比ヶ浜での穏やかな一日
裸足が気持ちいい公園の原っぱ
裸足が気持ちいい公園の原っぱ
川の水のつめたさを感じる
川の水のつめたさを感じる
トンボくんおいで
トンボくんおいで
木登りもたのしい
木登りもたのしい
雨の日の風景
雨の日の風景
森戸川源流を歩く
森戸川源流を歩く

つくる

室内では、手を動かす時間を大切にしています。絵の具、毛糸、木の枝、花。身のまわりのものが、つくる材料になります。
絵画、造形、手しごと、料理。遊具や画材、室内の家具も、自然素材のものを選んでいます。

三つ編みも人気♪
三つ編みも人気♪
あじさいの色ってきれい
あじさいの色ってきれい
お花の石けん(もったいなくて使えない……)
お花の石けん(もったいなくて使えない……)
ぬらし絵の絵の具と筆を洗う瓶
ぬらし絵の絵の具と筆を洗う瓶
ぶんぶんごまの絵を描きます
ぶんぶんごまの絵を描きます
枝と毛糸のオーナメント
枝と毛糸のオーナメント

ことば

幼いうちに美しい日本語に出会えるよう、絵本の読み聞かせや、詩や短歌を声に出す時間を大切にしています。

約1,000冊の絵本

絵本棚から絵本を選ぶ子ども

「ののはな」スペースには、約1,000冊の絵本があります(2026年現在)。子どもと保護者の方への貸し出しを行っていて、新しい絵本も毎月のように増えています。読み聞かせや素話のほか、わらべうたなどの歌あそびも大切にしています。

声に出すことば ― 素読

素読の読本

年中からは「素読」の時間があります。論語、短歌、俳句、漢詩、詩歌などを、意味はわからなくても、大人のあとについて声に出します。子どもたちはこれが好きで、歌を覚えるように親しんでいきます。

幼児期は、文字や意味で学ぶより、耳から入る「音」「リズム」「韻」で言葉に親しむ時期です。美しい響きを声に出して繰り返すうちに、日本語の力が体にしみこみ、言葉への愛着が育ちます。小学校に入ってから言葉がしっかり理解できる、文字が苦手にならない、といった効用も指摘されています。

早口言葉や言葉遊びうたのようなやさしいものから始めて、年長では論語や漢詩も朗唱します。

素読について、くわしく読む

ののはなでは、年中から「素読」の時間があります。室内活動の日に、論語、短歌、俳句、紀行文、随筆、詩歌、漢詩、日本国憲法前文を朗唱します。無論、難しい文字は読めませんから大人の後について復唱していくのですが、子どもたちはこれが楽しいようです。訳もわからない、けれどどこか美しい響きを持つ言葉を声に出してみる、それを覚える、、、その過程を体で楽しんでいます。

幼児教育は「義務教育及びその後の教育の基礎を培うもの(学校教育法23条)」とされているとおり、「生きる力」の基礎を育成する時期です。森のようちえんは豊かな自然環境を基軸とした保育活動ですが、子どもの健全な発育=生きる力の育成を考えれば、自然の中で遊ぶだけではなく室内活動も重要です。
子どもたちが歩き、思う存分遊んで体を動かすことと室内で集中してなにかに取り組むことに加え、言葉の「体力」をつけることも大切だと考えています。

母語をきちんと正しく操り、言葉を大切にすることがますますおろそかになっているように思えます。グローバル化というものが避けられないのだとすれば、そこで必要とされるのは確かな思考力や判断力です。外国語を話すとしても、その中身は我々の母語を基礎とする教養を超えることはありません。思考や思索を支えるのは我々の言語能力です。これは「グローバル化」以前の問題です。

では、幼児教育における言語能力の向上はどのようにあるべきなのでしょうか。日本の幼児教育の祖である倉橋惣三は「幼児教育は生活の中での教育(現在では「環境による教育」と言われています)であるべきだ」と言いました。子どもの自然な時間の過ごし方の中に全てが組み込まれるべきだということです。幼稚園の場合には教科書を使った「意味」の教育はあまり効果がありません。子どもの発育段階がそれに向いていないからです。

では、「意味」の教育が向いていないならばどうすればいいのか? それは耳からの「音」「リズム」「韻」のインプットです。一つひとつの音の響き、五七五に代表される日本語のリズム、格調ある流れと響き、それらを意味とは切り離して朗唱する。昔から「素読」が3歳児程度からを対象に行われてきたのも、そのことが経験上有用だと実証されてきたからでしょう。子どもたちは歌を覚えるようにそれに親しみ、元気に朗唱を繰り返す中で体の中に日本語の力がしみこんでいきます。言葉の響きやリズムを反復・復誦し、何度も繰り返し読むことで、普段話されている言葉とは言葉の次元が違うことを次第に感じます。江戸時代の素読は3歳から始めて15歳くらいまで行われたそうですから、幼稚園時代だけでは心許ない部分はありますが、幼稚園時代は言葉に関心を持ついいタイミングだとも言えます。

素読や朗唱には、別の効用もあります。情緒の安定、語彙の多さといったものですが、小学校に入っても言葉が通り過ぎずにしっかり理解できる、文字を苦手にならない、といったことが指摘されています。

素読・朗唱は「早口言葉」や「言葉遊びうた」のようなやさしいものから始め、言葉を口にすることが楽しいと感じてもらいます。年長になると冒頭のような数々の材料をとりあげて素読を行っています。

東京図書館の松岡享子名誉理事長(故人)からは、「大人になっても、ふと口をついて出てくるでしょうし、そのときは、意味も味わえるようになっているでしょう。ほんとうにすばらしいことだと思います。」と励ましのお言葉をいただいたことがあります。なにより、子どもたちが言葉に対する愛着を持ってくれることが大切だと考えています。

安全指針

ののはなの考え方

野外での保育には、野外ならではのリスクがあります。ののはなでは、「小さいケガが大きなケガを防ぐ」という考え方を基本にしています。転んだり、すりむいたりする小さな経験を重ねることで、子どもは自分の身を守る力を身につけていきます。
ただし、放任はしません。危ないことは、大人がしっかりと言い聞かせ、止めます。この考え方へのご理解をお願いしています。

野外での安全

保育者は救命講習を受けており、ケガの手当てのための救急セットを常に携行しています。ハチ刺されや虫刺され、かぶれに備えて、ポイズンリムーバーと瞬間冷却剤も持ち歩いています。ハチの活動が活発な時期には、ハチよけの捕獲網も携行します。
散策はすべて携帯電話の通じる範囲で行います。フィールドの危険な場所は保育者が把握し、情報を更新しています。不審者対策にも気を配っています。

アレルギーへの対応

保育者はエピペンの使用訓練を受け、専門医による講習を受講しています。県などが実施する講習も、追加で受講しています。
アレルギーのあるお子さんの情報は、ご家庭の了解を得たうえで、すべてのご家庭に共有し、園全体で見守ります。

雨や風の日

雨の日も、子どもにとっては大切な体験の場です。安全に活動できるときは、雨の野山にも出かけます。
ただし、雨の日に無理に野外で活動することはありません。体調を崩して翌日の保育に参加できなくなっては、本末転倒だからです。警報が出るほどの大雨や、歩くのが危険なほどの強風のときは、屋内での活動に切り替えます。

災害のとき

野外で地震などの災害が起きたときに、すみやかに近くの安全な避難場所へ移動できるよう、活動日ごとに避難場所を確認しています。移動の安全が確認できたら、「ののはな」スペースに退避します。スペースは耐震構造で、窓ガラスには飛散防止フィルムを施工し、海抜20m以上の場所にあります。
床下には、全員が2日程度すごせる量の飲料水、食糧、毛布を備蓄しています。保護者の方が帰宅困難になった場合も、お子さんをお預かりします。
保護者の方への連絡は、LINEの一斉メッセージで行います。LINEが使えない場合に備えて、災害用伝言ダイヤルの利用訓練を年に一回行っています。
地震を想定した避難の訓練は、子どもたちと一緒に行っています。野外では、声が届きにくい場所でも知らせられるよう、保育者全員が警笛を携行しています。

保険

NPO法人森のようちえん全国ネットワーク連盟が団体契約している、幼稚園賠償責任保険(損害保険ジャパン)と傷害保険に加入しています。